パン種類

パンの種類紹介イタリア編。フォカッチャやグリッシーニなど

イタリアと言えばパスタやピザをイメージしますが、パンも色々な種類が作られています。
フォカッチャなどの食事パンや、クリスマスシーズンに食べるパネトーネなどの甘いパンなどがあります。
イタリアのパンの特徴やイタリアで代表されるパンをいくつか紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

イタリアのパン事情やパンの特徴

イタリアではパスタやピザよりもパンの方が多く食べられており、パンはパスタの消費量の2倍とも言われています。
パスタは17世紀ごろから食べられたと言われていますが、パンは古代ローマ時代から食べられています。
一年間に一人が消費するパンの消費量は55kgで、世界のパン消費量比較ランキングでは第5位に当たります。

イタリアのパンは、塩気が少なく、薄味のものが多いです。
これは、味の濃い料理に合わせるためとされています。
また、クリスマスやイースターなど、行事に合わせて食べられているパンもあります。

イタリアのパンの種類紹介

イタリアのパンは、食事パンはもちろん、古くから受け継がれている伝統的な菓子パンも存在します。
パンの種類は、細かく分けると1000種類以上あるとも言われています。

イタリアの代表的なパンをご紹介します。

フォカッチャ

フォカッチャの発祥は、イタリア北部のジェノヴァ地方です。
「火で焼いたもの」という意味があり、古代ローマ時代から作られていると言われています。
オリーブやドライトマト、岩塩を使っており、ピザの原型とも言われています。

平たい形で、見た目は円形のものや、大きなスクエア型に焼いて、四角く切り分けたものなどがあります。
食事パンとして食べられていますが、本場イタリアでは炭酸のドリンクやビールと一緒に食べるおつまみとしても知られています。
ほかに、バターや砂糖を使って甘く仕上げたフォカッチャ・ドルチェも存在します。

パネトーネ

パネトーネは、イタリアのミラノ発祥が発祥とされる伝統的な菓子パンです。
イタリアの独自の天然酵母パネトーネ種を使って発酵させたパンで、長期保存が可能なパンです。
クリスマスの4週間前に各家庭で作り、友人や親族に配る習慣がありました。

レーズンやオレンジピールなどのドライフルーツを生地に練り込み、バターや砂糖を使って甘く仕上げたドーム型のパンになります。
大きさは、小さいものから大きなものまでさまざまです。
名前の由来は、アントーニオというパン職人が焼いたパンであり、トーニ(アントーニオの愛称)のパンという意味の「パーネ・ディ・トーニ」がなまったという説や、小さなパンという意味の「パネット」が由来という説など、色々あります。

パンドーロ

パンドーロは、パネトーネと同じくクリスマスの時期に食べられていた伝統的な菓子パンです。
こちらはイタリアの都市ヴェローナの銘菓であり、ドライフルーツを使っていないのが特徴です。
形も一見ドーム型のようで似ていますが、パンドーロの方は星型になっています。
発酵は、パネトーネと同じくパネトーネ種を使います。

パンドーロは卵や砂糖をたっぷりと使い、黄金色に焼き上げた生地が特徴となっています。
食感もしっとりとしていてやわらかく、口どけが良いです。
サイズが小さいパンドーロは、パンドリーノ(パンドリーナ)と呼ばれます。

コロンバ

コロンバは、キリストの復活祭の時に食べるとされているパンです。
パンドーロの生地にオレンジピールを入れ、アラレ糖などをトッピングしてから鳩の形の型に入れて焼き上げます。
正式名称は「コロンバ・パスクワーレ」と言い、コロンバは鳩、パスクは復活祭という意味になります。

イタリアでは、斜めに切って食べるのが一般的になっています。
オレンジピールが入っていないものや、チョコレートやクリームが中に入ったものなど、色々なコロンバが作られています。
また、サイズは実際の鳩くらいの大きさが一般的ですが、手のひらサイズの一人用のコロンバも作られています。

ロゼッタ

ロゼッタはバラという意味であり、その名の通りバラの花のような形をしたパンになります。
ローマが発祥とされている伝統的なパンです。
中身が空洞なところが特徴で、外皮の生地がカリカリとしていて香ばしいパンです。

大きいサイズや、おつまみにもなる小さいサイズもあります。
中の空洞部分にローストポークやハムなどを挟んで、料理と一緒に食べたり、おやつとして食べたりします。
ロゼッタの材料は、小麦粉・水・食塩・酵母と材料は簡単ですが、工程が多く、焼きあがるまでの時間が長いです。
イタリア北部では、ミケッタとも呼ばれています。

パニーニ

パニーニとは、ハムやレタス、トマトやチーズなどの具材を挟んだ、イタリア風サンドイッチのことです。
単数形がパニーノで、複数形がパニーニとなります。
形は細長い丸形だったり、三角や長方形だったりと色々です。

表面に焼き目をつけることが多いですが、焼き目をつけない時もあります。
マヨネーズやケチャップなどの調味料は基本的に使われません。
パニーニには、フォカッチャや、イタリアの食パンの一種であるパーネ・イン・カッセッタの薄切りが使用されます。

グリッシーニ

グリッシーニは、イタリア北西部のピオモンテ地方のトリノが発祥とされている、細長いスティック状のパンです。
あっさりとした塩味で、クラッカーのような食感です。
ヴィットーリオ・アメデーオ2世が病弱だったころ、彼のために消化がよく日持ちするパンとして、グリッシーニが生まれたとされています。

そのまま食べたり、生ハムを巻いて食べたりします。
また、サラダやスープと一緒に食べたり、オリーブオイルをつけて食べたりもします。
プレーン以外にも、生地の中にゴマやパルメザンチーズが入ったものや、オニオンやガーリックなどのフレーバーがついたものもあります。
グリッシーニの長さは20~30cmが一般的ですが、75cmと長いものや、一口サイズと短いものも存在します。

チャバッタ

チャバッタ(チャバタ)は、イタリア北部のポレシーネ地方のアドリアが発祥とされる食事パンです。
イタリア語で「スリッパ」が語源となっており、平べったい長方形の形をしているパンとなっています。
外皮はパリッとしており、中のクラムには大きな気泡がある、もっちりとした食感をしています。

水をたっぷり使って作るところが特徴です。
シンプルな味わいで、塩を混ぜたオリーブオイルにつけて食べるのが一般的です。
他にも、生ハムやチーズを挟んだり、パニーニにして食べることもあります。
サイズが小さかったり丸いチャバッタは、「チャバッティーナ」と呼ばれています。

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