パン作り初心者

パン作り初心者にもオススメのレンジ発酵の方法を解説

レンジ発酵は、パンの発酵を電子レンジを使って行う発酵の方法の一つです。

この方法はとても簡単なのに、本来長くかかる発酵の時間を大幅に短縮することが可能です。また、電子レンジさえあればできるので特別な道具や技術がいりません。パン作り初心者の方にもオススメです。

そもそも、発酵とは

そもそもパンの「発酵」とは、イースト菌が小麦粉や砂糖に含まれる糖分を分解し二酸化炭素とアルコールを発生して、それによりパンが膨らむことを指します。

発酵は、パンを膨らませる目的だけではなく、イースト菌が発する二酸化炭素やアルコールによってパンに香りや風味を生み出す役割も持っています。

この時、イースト菌は暖かく空気の遮断された場所でエネルギー活動を開始します。

小麦粉と水を混ぜることで形成される「グルテン」が、イーストが発生させる二酸化炭素とアルコールを包み込むことで生地の中に留まり生地が膨らみます。

つまり、パンの発酵に不可欠なのは、イーストと小麦粉、水、そして暖かい温度だと言えます。

パン生地を発酵させる方法

パンを発酵させるには、生地となる材料を捏ねた後丸めてボウルに入れ、ラップをして暖かい場所に40分ほど放置します。

パンの発酵に最適な温度は、30度から35度です。
真夏以外は、室内にただ置いておくだけでは温度が低いということです。

発酵機能のついたオーブンレンジやホームベーカリー、お湯などを使って適温の環境を作り、イースト菌を刺激することで速く、確実に発酵させることができます。

温度が低いと生地が発酵しなかったり、何時間もの長い時間がかかってしまいます。

初心者にもおすすめのレンジ発酵とは

通常使用されている発酵機能のついたオーブンやホームベーカリーですが、やはりパン作り初心者は持っていない方が多いと思います。

そこで、誰でも持っているであろう電子レンジを利用して発酵させる方法が「レンジ発酵」です。

レンジ発酵は、発酵の段階で生地に電子レンジの200wや解凍モードなどの小さめの力で短時間熱を加えて、イースト菌を刺激することで発酵を促す方法です。

レンジ発酵を利用したパン作りのレシピ

レンジ発酵を利用したパンのレシピを紹介します。
具体的なレンジ発酵の方法がお分かりいただけるかとおもいます。

材料(9個分)
・強力粉 200g
・ドライイースト 3g
・砂糖 20g
・塩 3g
・無塩バター 20g

作りかた
①無塩バターを常温に戻し、オーブンを200度に予熱します。

②ボウルに砂糖、100ccのぬるま湯を入れ混ぜる。さらにドライーストを入れよく混ぜて5分置きます。

③強力粉を数回に分けて入れ混ぜる。バターと塩も入れます。

④よく捏ねて生地を作ります。

⑤綺麗に丸めて耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをしたら200wの電子レンジで30秒加熱し、そのままレンジ内で5分以上放置します。生地が2倍に膨れていたら発酵は完了です。

⑥9等分して綺麗に成形し、予熱したオーブンで10から15分焼いたら完成です。

レンジ発酵のメリットは

上記のレシピを見ていただくとわかるように、通常となんら変わりのないレシピの中で発酵にレンジを利用する点だけが違います。つまりこのレンジ発酵は、限られたレシピではなく様々なレシピで利用できるということです。

パン作りだけでなく、ナンや肉まん、ピザやドーナツの生地作りのレシピにも応用できます。

発酵機能付きオーブンやホームベーカリーを購入するとなるとかなりのお金がかかりますが、持っていない方でも電子レンジなら3,000円から購入することが可能な点も魅力です。

加熱時間も約30秒ですので、電気代の負担も軽いです。

これだけの手軽さとコストの低さで、パン作りの時間を30分ほど省略することが可能です。

レンジ発酵のデメリットは

インターネットなどで検索してみると、「レンジ発酵で失敗した」との声を多く見かけます。失敗が多いのがデメリットのようです。

レンジ発酵は、発酵の環境を最適に整えるだけではなく刺激を与えてより大きな時間短縮を狙うため失敗する方が多いかもしれません。

また、オーブンの発酵モードやホームベーカリーと違って、機械に設定されている正当な発酵のための手段ではありません。

自信のない方やお金に余裕のある方は、オーブンやホームベーカリーを購入した方が失敗は減らせそうです。
とはいえ、レンジ発酵はチンするだけの簡単な方法です。一度下記のポイントを守って挑戦してみてください。

レンジ発酵で失敗しないために

レンジ発酵で失敗しないためには、ワット数を一番小さいものにすることが重要です。300w以下のモードがない電子レンジは使用しないでください。

加熱時間も、200wなら30秒を超えないように気をつけましょう。300wなら20秒がおすすめです。その後の放置時間もしっかり時間を測ってください。
レンジ発酵は刺激を与えるため、過発酵になりやすいです。

また、次の段階に行く前に生地がしっかり発酵しているか確認してください。チンしたから発酵の段階は終了だなどと思わず、生地が2倍に膨らんでいることを確かめましょう。
加熱時間が短時間のため、発酵が足りないこともあります。レンジ発酵を前提としたレシピには、わざとドライイーストを多く入れるものもあります。これは、短時間の加熱でイースト菌が働くように工夫されたものです。それほど、発酵不足の可能性もあるのです。

もう一つ、レンジ発酵は通常の発酵より大きな熱を加えるため水分が飛びやすいという特徴もあります。レンジの設定をしっかり守ったのに失敗するという方は、レシピよりも少しだけ水を多めに入れてみてください。それにより成形時にベタつく場合は、打ち粉をしながら成形しましょう。

上記の簡単なポイントさえ守ればうまく行きます。ぜひ挑戦してください。

はじめは、「レンジ発酵 レシピ」で検索するなどしてレンジ発酵のレシピを参考に作った方がいいかもしれません。慣れてきてからそのほかのレシピでも挑戦してみてください。

レンジでチンするだけで30分もの大幅時間短縮ができる「レンジ発酵」を紹介しました。初心者の方もぜひ試してみてください。

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