パン作りホームベーカリー

ホームベーカリーで作る2次発酵なしのパンの作り方

ホームベーカリーは材料を入れてセットすれば食パンが焼ける便利な家電です。パン生地も作ることができるので、いろいろなパンが簡単に焼けます。基本的なパンの作り方は計量、こね、1次発酵、成形、2次発酵、焼成ですが、ホームベーカリーでパン生地を作れば成形から行えばいいのです。レシピによっては2次発酵も必要ないものもあります。

パンを作る過程における発酵について

パンをふかふかに柔らかく焼くためには発酵はとても大切な過程です。しかし、それを省略できるレシピもあります。なぜそのようなことが可能なのか、まずはパンが膨らむメカニズムについてご説明します。

発酵の前に

パンの材料の小麦粉と水をこねるとグルテンというタンパク質の物質ができます。これは弾力があって、風船のように薄い膜で気泡を抱えてくれる性質のあるものです。しっかり生地をこねることでグルテンがしっかりとできて、発酵後生地が膨らむ基礎になります。

1次発酵

1次発酵は生地がこねあがった後に行う過程で、生地を30℃から40℃の温かい環境に置き、空気を遮断することで、イーストが働き始めます。イーストは生地の中の糖分を分解し、アルコールと炭酸ガスを発生させるようになります。これをグルテンが包み込み、パン生地を膨らませてくれるのです。

2次発酵

1次発酵の後に成形を行い、その後2次発酵を行います。成形を行うと炭酸ガスが一部パン生地に吸収されてしまうので、2次発酵を行い、さらに新たな炭酸ガスを発生させて成形した生地を膨らませます。

ホームベーカリーを使ったパンの焼き方

ホームベーカリーでパン生地を作ると、1次発酵が終了状態で出来上がります。よって成形、2次発酵、焼成を行えばパンが焼けます。

1次発酵後の見極め

ホームベーカリーで1次発酵が終了した生地はどんな状態ならいいのかの見極めについてです。見た目に小さく、硬く、重く、冷たいといった場合は発酵不足が疑われます。これは寒い時期によく見られる現象です。一方、ちょうどいい発酵状態の生地は触ると軽い感じがして、なめらかなお餅のような触感で温かいです。

発酵の見極めにはフィンガーチェックという方法もあって、人差し指に粉をつけて生地に第二関節くらいまで入れてみてください。10秒ほどした後に指を抜き、穴が塞がらなければ発酵できています。塞がるようなら発酵不足です。生地がしぼんでしまうようなら過発酵です。

発酵不足場合は生地をビニール袋に入れて温かいところに置いてください。過発酵の場合は焼いても酸味のあるパンになってしまうので、ピザ生地にするのをおすすめします。過発酵は夏場に起こりやすく、暑い時期は必ずパンの材料の中の液体物を冷やして作ってみてください。

2次発酵がいらないパンとは

通常は行う2次発酵が不要のレシピもあります。2次発酵まで省略できれば、成形後すぐに焼くことができます。2次発酵がなくていいパンとは炭酸ガスが成形によって少なくなってしまってもいいというパンです。したがって膨らみは2次発酵を行ったものより少なくなることが想像されます。つまり、それほど膨らまなくていいパンということです。

ホームベーカリーで作る2次発酵なしのパンレシピ

それでは、実際にホームベーカリーを使った2次発酵不要のパンレシピをご紹介します。

2次発酵なしのロールパン

簡単な作り方です。羽根をセットしたパンケースに強力粉、砂糖、塩、ベーキングパウダー、バター、卵、牛乳入れてパン生地コースを選びスタートさせます。ドライイーストはイースト投入口に入れてください。

生地を台の上に取り出し、ラップに包み10分ほど休ませます。生地を1個分ずつの分量に等分し、細長い二等辺三角形になるよう伸ばし、底辺部分から巻いていきます。表面に溶き卵液を塗り、200℃のオーブンで15分焼けば出来上がりです。

ふんわり胡麻パン

簡単な作り方です。羽根をセットしたパンケースに強力粉、少し温めた牛乳(もしくは豆乳)、砂糖、塩、バターを入れて、パン生地コース(後入れ具材あり)を選びスタートさせます。ドライイーストはイースト投入口に、黒ごまとさつまいもは後入れの具材を入れる投入口に入れてください。

生地ができたら台の上に取り出し、ガス抜きをしてから15分ほど休ませます。生地を1個分ずつの分量に等分し、きれいに丸めます。上から茶漉しで上新粉を振りかけ、予熱なしで190℃のオーブンで30分焼けば出来上がりです。

簡単ソーセージパン

簡単な作り方です。羽根をセットしたパンケースに強力粉、野菜ジュース、バター、砂糖、塩を入れてパン生地コースを選びスタートさせます。ドライイーストはイースト投入口に入れてください。

生地が出来上がったら、台の上に取り出し、生地を1個分ずつの分量に等分し、ソーセージの長さの2倍の大きさにめん棒で伸ばします。これをソーセージにくるくる巻きつけ、巻き終わりを生地の間に入れて止めます。上に溶き卵液を塗り、190℃のオーブンで15分焼けば出来上がりです。

お好み焼きパン

簡単な作り方です。羽根をセットしたパンケースに強力粉、バター、砂糖、塩、水を入れてパン生地コースを選びスタートさせます。ドライイーストはイースト投入口に入れてください。

キャベツと玉ねぎを千切りにし、フライパンでソースを加え炒めます。最後に水とき片栗粉を入れてとろみをつけます。

生地ができたら台の上に取り出し、1個分ずつの分量に等分し丸めます。生地をめん棒などで伸ばし、その上にソースを塗り、先ほど炒めておいた具材を乗せ、鰹節と青のりを振りかけます。170℃のオーブンで20分焼き、最後にマヨネーズをかければ出来上がりです。

まとめ〜ホームベーカリーで作る2次発酵なしのパン

ホームベーカリーでのパン作りは手軽です。パン生地を作るコースだと1次発酵までホームベーカリーがやってくれるので、時短になり簡単です。レシピによっては2次発酵も省略することができるものもありますが、発酵はパンを焼く上でとても重要な過程なので、パンの膨らみは2次発酵を行ったものよりは小さくなります。ただし、それほど膨らまなくて良いパンであればこれで十分美味しく焼けます。忙しい時に作るパンなら十分かもしれません。同じレシピでも2次発酵をしたものとしなかったものと両方作ってみてもいいかもしれません。

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