パン種類

パンの種類紹介イギリス編。ホワイトブレッドやスコーンなど

イギリスのパンと言えば、山型食パンのような形で知られているイギリスパンを想像するのではないでしょうか。
イギリスのパンには、スコーンやイングリッシュマフィンなどの日本でも有名なパンから、イギリスの温泉街の名物であるバースパンなど、色々な種類があります。
イギリスの代表的なパンの種類を紹介するので、参考にしてみてください。
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イギリスのパン事情やパンの特徴

イギリスのパンは、小麦粉が使われた白パンが一般的です。
パンの種類はそこまで多いとは言えませんが、一人当たりの一年間のパンの消費量は27kgで、世界で比較すると第8位に当たります。
また、イギリスの主食はパンと思われがちですが、実はじゃがいもです。

イギリスでのパンの食べ方は、トーストしてからジャムなどを塗って食べたり、サンドイッチにしたりして食べます。
イギリスならではのクロテッドクリームやマーマイトをつけて食べることもあります。
また、日本ではパンを料理と一緒に食べますが、イギリスではメイン料理の前に食べて、メインの料理が来たらパンは下げてしまいます。
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イギリスのパンの種類紹介

イギリスのパンといえばイギリスパンですが、使用した材料によってもイギリスパンの名称が変わります。
また、イギリスパン以外のイギリスのパンも紹介します。

イギリスパン

イギリスパンは、日本で食べられている食パンの原型と言われています。
蓋をしないで焼くため上部が山型になることから、山型食パンとも呼ばれています。
また、ティンという焼き型を使うため、ティンブレッドとも呼ばれます。

イギリスでは、ホワイトブレット、またはホワイトローフと呼ばれることもあります。
ローフは「大きなパン」という意味です。
日本の食パンとの違いは、味があっさりしているところと、焼き上がりのキメが粗いところです。

食べ方は、薄くカットしてからトーストし、バターやマーマレードなどを塗って食べるのが一般的です。
また、卵やベーコンを挟んでサンドイッチにして食べることもあります。
ほかにも、全粒粉を使ったイギリスパンは、ブラウンブレッドやブラウンローフと呼ばれます。

イングリッシュマフィン

イングリッシュマフィンは伝統的な型焼きの食事パンです。
平べったい円柱形をしており、食べる時にトーストするのが前提なため、白っぽい色をしています。
表面にはコーンミールがまぶしており、香ばしいです。

中身はもっちりとした食感で、食べ応えがあります。
トーストした後に水平に二つに割ってからバターを塗ったり、チーズやハムなどの具材を挟んで食べるのが一般的です。
また、エッグベネディクトにも使用されます。

ただ単にマフィンと言うと、アメリカ発祥の焼き菓子のことを指します。
イングリッシュマフィンはマフィンとは別物であり、マフィンと略すことはあまりないようです。

スコーン

スコーンは、スコットランド発祥のクイックブレッドです。
クイックブレッドとは、酵母を使わずにベーキングパウダーを使って膨らませるパンや菓子のことで、発酵させる必要がありません。
形状は丸いものや三角のもの、スクエア型など色々あります。

イギリスでは紅茶と一緒に食べるお茶菓子として知られています。
ざくっとした歯ごたえのあるビスケットで生地自体に味はあまりついておらず、スコーンを上下に割って、ジャムやクロゼットクリームを塗って食べます。
生地にチョコチップを混ぜて作られたチョコチップスコーンなど、プレーン以外のものもあります。
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バースパン

バースパンは、イギリスの温泉街バースが発祥の地とされる甘い菓子パンです。
砂糖とバターを使ったふっくらとしたやわらかいパンの生地にはザラメが入っており、表面にもザラメとレーズンがたっぷり乗っています。
形は円形のものが多いです。
パン屋によっては、砂糖が乗っていない、ほんのり甘いバースパンもあります。

バースパンはバースの温泉に療養に来ていた患者のために、医者が考案したパンとされています。
考案された当時はレーズンではなく、甘いシロップに漬け込んだキャラウェイシードが使われていました。

サリー・ラン

サリーランは、ブリオッシュのような甘くてふわふわした菓子パンです。
1680年代にフランスから亡命してきたサリー・ランという女性が考案したパンで、彼女の名前がそのままパンの名前になったとされています。
バースパンと同じく、バースでは有名なパンのひとつです。

大きさは約13cmと少し大きめです。
ケーキのような甘さと食感のサリー・ランは、紅茶ともよく合うため、お茶菓子としても人気です。
そのまま食べるのもおいしいですが、ジャムやバターをつけて食べる方もいます。

ホットクロスバン

ホットクロスバン(ホットクロスバンズ)は、もともとはイースターの時期に食べられていた菓子パンです。
表面に十字のクロスをかたどった模様がついているところが特徴です。
十字の模様は、キリストの受難を表しているとされています。

生地にはレーズンなどのドライフルーツ、シナモンやナツメグなどが使われており、甘いだけではなくスパイスのアクセントが効いたパンになっています。
生地自体はふんわりとしており、朝食やおやつなどで食べられています。

伝統あるホットクロスバンには、様々な言い伝えがあるとされています。
1つのホットクロスバンを分け合って食べると友情が続く、航海するときに持ち込むと難破から守ってくれる、病人に食べさせると病気がよくなる、キッチンに吊るしておくと火災が起きないなど、いいことが起きるとされています。

クランペット

クランペットは、イギリスで軽食として食べられているパンです。
日本ではパンケーキとしても知られています。
イーストを発酵させて作り、表面はカリッとしていて、中はもちっとした食感が楽しめます。
クランペット自体には風味はなく、ジャムやハチミツをつけて食べたり、フルーツを添えたり、卵や野菜と一緒に食べたりします。

形は丸いものが多いですが、長方形のものも存在します。
クランペットという言葉は「巻いたケーキ」という意味になります。
また、ブルターニュ半島の「薄く平面のケーキ」を意味する言葉が語源との説もあります。

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