ifトレーとホームベーカリーを使った簡単なパンの作り方
ifトレーは生地を入れてパンやお菓子を焼くプラスチック製の型のことです。ifトレーにはいろいろな形があって、使い勝手が良く、きれいなパンやお菓子が簡単にできると人気急上昇中のアイテムです。そんなifトレーの魅力やifトレーとホームベーカリーを使った簡単なパン作りについてご紹介します。
ifトレーの魅力
ifトレーの人気があると聞いても、使ったことがない人からすると実感が湧かないと思います。まずはifトレーの魅力について、いくつかの点からご紹介します。
軽くて収納しやすい
ifトレーはプラスチック製です。そのため、旧来の金属製の型に比べて圧倒的に軽いというのがまず特徴として挙げられます。そのおかげで持ち運びが楽です。また、重ねることができるので、かさばらず収納することができます。
使い勝手が良い
ifトレーを使用する方法は中にオイルスプレーをさっとかければいいだけです。これで中にパン生地やお菓子の生地を入れれば型離れが良く、焼き上がったパンやお菓子が崩れてしまうということはありません。また、使用後は食器と同様に洗剤で洗うことができるので気を使いません。
耐久力が高い
プラスチック製だと耐久性を心配する方もいるかもしれません。しかしifトレーは190度からマイナス20度まで使用することが可能で、金属製の型のように空焼きの必要もありません。耐久力についても高いと言われ、190度で15分の焼成条件で約50回は使用することができます。しかし、だんだんと硬化してきますので、型を折り曲げてヒビが入ってきたら取り替えてください。
きれいに仕上がる
ifトレーに入れて焼けば手で成形した時よりもきれいに仕上げることができます。パンやお菓子が隣同士がくっつくこともありませんし、同じものがいくつもできる良さがあります。いびつさが手作りの味でもありますが、誰かにプレゼントしたいときや来客時はifトレーが大活躍するでしょう。
リーズナブル
型はいくつか買い揃えることになるので、安いというのもとても大事なポイントです。金型は高いですが、ifトレーは1個だいたい200円で購入できます。そのおかげでいろいろな種類を買い揃えることもできます。
型の種類が多い
丸、リング、小判、ハート、星、三角、長方形などいろいろな形がありますので、同じパンでも違うパンのように見えて楽しいです。型に合うレシピを考えるのも楽しそうです。
パン生地の移動が楽にできる
最後にパン生地の移動が簡単という利点もあります。IFトレーに入れておけば、成形後のパン生地を移動させるのも、オーブンの中で、焼きムラがないように移動させるのも簡単です。
ifトレーとホームベーカリーを使った簡単パンレシピ
クリームチーズ入りちぎりパン
このレシピでは新IFトレーの丸型の内径が100ミリのものを使用します。生地量は約55グラムになります。簡単な作り方です。羽根のついたパンケースに強力粉、塩、砂糖、ショートニング、水を入れます。ドライイーストはイースト投入口に入れ、パン生地作成のメニューを選び、スタートさせます。
生地ができたら約10gずつに分割し、丸めてぬれた布巾を上にかけ、ベンチタイムを15分ほどとります。その後、クリームチーズをを中に入れて丸め直します。それをオイルスプレーしたIFトレーの中に真ん中に1個、周りに5個ずつ入れて2時発酵させます。その後200℃に温めた電気オーブンで10分間焼けば出来上がりです。
バナナ入りシナモンレーズンロール
これも先ほどと同じ新IFトレーの丸型の内径が100ミリのものを使用したレシピです。簡単な作り方です。羽根のついたパンケースに強力粉、塩、砂糖、卵、牛乳を入れます。ドライイーストはイースト投入口に入れ、パン生地作成のメニューを選び、スタートさせます。10分たったら蓋を開け、バターを加えます。くるみはフライパンで乾煎りし、レーズンはラム酒に少し熱湯を加えたものに漬けておきます。
生地ができたら台に取り出し、にぎりこぶしで押してガス抜きします。これにぬれた布巾をかけて10分ほどベンチタイムをとります。
その後、横35㎝×縦20㎝くらいの長方形にめん棒で伸ばし、手前3センチを除き溶かしバターを塗ります。そこにシナモン、きび砂糖、先ほどのレーズンとくるみを散らし、バターを塗り始めた一番手前のところにレモン汁をまぶしたバナナを乗せます。
バナナを芯にしながら手前からしっかりと巻き、海苔巻きのようにします。それを5㎝ごとに輪切りにし、オイルスプレーしたIFトレーに入れます。バナナの切り目にはレモン汁を塗り、ラップをして1.5倍になるまで2次発酵させます。その後、卵黄液を上に塗って180℃に予熱したオーブンで15くらい焼けば出来上がりです。
バターの香りのパン
こちらのパン生地はバターロール用の生地ですが、新IFトレー角 140×80を使用し、バターロール3個分の生地を入れたアレンジレシピです。簡単な作り方です。羽根のついたパンケースに強力粉、塩、砂糖、卵黄、スキムミルク、水を入れます。ドライイーストはイースト投入口に入れ、パン生地作成のメニューを選び、スタートさせます。10分たったら蓋を開け、バターを加えます。
生地ができたら台に取り出し、生地を50グラムずつに分割にし、丸めてぬれた布巾をかけて15分ほどベンチタイムをとります。その後、オイルスプレーしたIFトレーにパン生地を3個ずつ入れ、温かいところに置き一回り大きくなるまで2次発酵させます。発酵後、クープを真ん中に入れて、そこに有塩バターを乗せ、190度に予熱したオーブンで15分ほど焼けば出来上がりです。
まとめ〜ifトレーとホームベーカリーで簡単にきれいなパンができる
ifトレーは形がきれいなパンが簡単に作ることが何と言っても一番の魅力です。その上、軽くて安くて、お手入れも簡単です。またいろいろな形がありますので、同じレシピでパン生地を作っても、違うパンのように見え、トッピングを変えれば全く違うパンになります。ホームベーカリーとifトレーがあれば、格段に簡単できれいなパンを作ることができますので、ぜひ作ってみてください。