パン作り道具

パン作りの道具、シリコンマットとは何か。デメリットも紹介

パン作りに使われる道具の一つに、シリコンマットがあります。とても便利で値段も手頃なため、パン作りをしている多くのひとが使用しています。
そんなシリコンマットの使い方や選び方、人気の製品をご紹介します。
あなたのパン作りにも役立つかもしれません。この記事を参考に検討してみてください。

シリコンマットとは

シリコンマットとは、その名の通りシリコン製のマットです。
厚さ2.5mmほどの薄いものが多いです。

「べーキングシート」「シルパット」等とも呼ばれています。

パン作りでは、パンをこねたり伸ばしたりする作業台として使用されることが多いです。
「ペストリーボード」「パンこね台」と呼ばれるものの一種です。
場所を選ばず、敷くだけで作業台が出来上がりますし、シリコン製なので下の台にピタッとくっついてずれにくく、生地もくっつきにくいので大変便利です。

また、耐熱性が高いものを選ぶと、電子レンジやオーブンで加熱が可能です。そのため、成形後そのシリコンマットに並べたまま二次発酵させ、そのまま焼くことが出来ます。
オーブンシートを準備する必要がなく、洗い物も減るので効率も環境にも良いです。

お値段も800円から2000円程度とお手頃です。

100均に売っている200円商品のシリコンマットがパン作りに便利と話題になったこともあります。

木製のペストリーボードとの違い

インターネットでパン作りの道具を調べていると、木製のペストリーボードがよくヒットします。パン作りの作業台として最も主流なのがこの木製のペストリーボードです。

木製のものとシリコンマットの違いはまず、木製のものは1.5cmから2cmの厚みがあるものがほとんどである点です。このボード自体にしっかり重さがあり安定感があるため、力を込めても生地をこねやすいです。
シリコンマットは柔らかいため、力を込めてしっかりこねるのには向いていません。

しかし逆に、シリコンマットは薄いため丸めたりたたんだりして収納することが出来ますが、木製のものは収納の場所をとります。その点ではマットの方が便利ではあります。

また、木製であるため生地の温度を一定に保ちやすく、生地の乾燥を防ぐ効果もあるのが多くの人に選ばれる理由です。

最後に、木製のものはもちろん耐熱性がないので、作業台としての役割しか果たしてくれません。シリコンマットはオーブンシートの代わりなど、使える幅が広いです。

手入れのしやすさにも違いがあり、シリコンマットは丸めたり畳んだりして水で洗いやすいのに対して、木製のものは洗いにくいです。また、しっかり乾かさないと木が腐ってしまうこともなくはないです。

デメリットは

上記の通り、シリコンマットは柔らかいため力を込めてしっかりこねるのには向いていません。丸まってしまったり、ずれてしまったりします。

こね方によっては上手く使いこなせるようです。

選びかた

サイズを確認

お家の作業スペースのサイズや、オーブンの天板にサイズに合っているかチェックしましょう。
できるだけ大きい方がゆとりを持って作業が出来ます。

ガイドを確認

シリコンマットにはガイドが付いているものが多いです。
生地をカットする時の長さの目盛り、生地を広げる時や成形する時の大きさの円形ガイドなど様々です。自身が使いたいガイドの入っているものを探しましょう。

耐熱温度を確認

オーブンで使用するとオーブンシートがいらないので効率が良いですが、シリコンマットには耐熱温度が低いものもあります。

使用予定の温度よりも耐熱温度が高いことを確認してから購入しましょう。

耐熱温度が200度以上であればほとんどのオーブンで使用できますが、耐熱温度以上の温度で加熱しないように気をつけましょう。

人気の製品

①良品優選シリコン製オーブンクッキングマット

耐熱温度がマイナス40度から230度と幅広く、様々な用途で活躍してくれます。
白地に赤い枠のシンプルなシートです。メモリがないので、ランチョンマットや鍋敷きなどの、パン作り以外の用途での使用がしやすいです。

S・M・Lと3種類のサイズ展開があり、希望に近いサイズを選べるのも大きな魅力です。

折っても跡がつきにくく、丸めてゴムでとめると自立するので収納に困りません。
お手入れも簡単で、食洗機にも対応しています。

表面に生地がくっつきにくく、焼いたものの底が焦げにくいと口コミでも評判の製品です。

②ヨシカワホームベーカリー倶楽部シリコンマット

こちらは大変人気のある製品です。

作業のしやすい大きめサイズのマットで、円形のガイドと直線のメモリがついているので生地を伸ばしたり分割したりするのに便利です。
茶色地に白字でガイドの入ったシンプルなデザインなので、キッチンをおしゃれにしたい方にもおすすめです。

表面がマット加工されていて生地が付きにくく、打ち粉が少なくてすみます。
収納時は畳んでしまうことができ、折り目が付くこともありません。

値段がかなり安いのに使いやすくおしゃれなので、まさにコスパ抜群です。
大きくて場所を選ぶので、サイズを確認して購入しましょう。

③SUPER KITCHIN 滑り止めクッキングマット

可愛いシェフのイラストマークが入ったシリコンマットです。

2サイズから選べますが、どちらもかなり大きめです。ゆったり作業ができ、大きい生地も扱いやすいですが、作業スペースを選びます。

こちらのマットは裏面の滑り止めがしっかりしており、机の上でずれにくいです。
また、通常のシリコンマットの約2倍の厚みがあるため、柔らかすぎず生地をこねてもめくれにくい設計になっています。

こねる作業には向いていないシリコンマット ですが、こちらの製品ならこねても問題なかったという口コミも多いです。

あると便利なシリコンマット

シリコンマットは、アイデア次第でいろんな使い方のできる万能道具です。
パン作りの作業スペースとしてはもちろん、オーブンシートや鍋敷き、鍋つかみ、ランチョンマット、揚げ物の油抜きなど、いろんな用途で使って行きましょう。

洗う時のことや収納場所のことも考えて、お気に入りのマットを探して見てください。

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